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例会報告

2024.03.10

例会報告

餅つき大会 (奈良 ロマントピア月ヶ瀬)

開催回

第2040回

日程

令和6年1月28日(日)  晴れ

参加者

参加者 (49名)

活動内容

コースタイム
JR久宝寺駅前8:00~天理IC 8:30~五月橋IC 9:05~代官坂登山口9:16~ロマントピア月ヶ瀬9:45~餅つき開始10:30~昼食休憩11:40~餅つき開始12:30~餅つき終了12:50~諸事を終えロマントピア月ヶ瀬出発14:10~
月ヶ瀬温泉入浴・買い物(14:15~15:15)~香芝SA 16:08~JR久宝寺駅前16:40

月ヶ瀬は、奈良県北東部の三重県との県境近くにあり、梅の名所月ヶ瀬の中央には、渓谷美を描きながら五月川(名張川)が流れ高山ダムで塞き止められた月ヶ瀬湖の湖岸には、約1万本の梅林が広がり、月ヶ瀬梅渓と呼ばれ奈良公園と共に日本で最初に名勝地として指定された。月ヶ瀬梅渓は、月ヶ瀬湖を中心に広がる四季折々に楽しめる行楽地の梅の名所であり大和茶の名所でもある。湖岸の下流には、名勝の一つで滝谷川に架かる龍王の滝があり、約1300年前に役行者が見つけ、修行の場として使ったと言い伝えられ、白龍が現れたという伝説も残る。月ヶ瀬の梅は、もともと紅花染めに使う烏梅(うばい)を作る為植林され、江戸時代には10万本を数えたという。
かつて当地を訪れた近世の文人谷崎潤一郎は、梅の咲き誇る渓谷美を見て「真珠の粒をばらまいたよう」と絶賛した。月ヶ瀬梅渓から車で5分の近さに建つロマントピア月ヶ瀬は、餅つき体験の他、春は梅まつり5月からは茶摘み体験、夏は梅の実採りが催されている。敷地内には、日本RV 協会認定のRV パーク(キャンピングカー車中泊施設)とキャンプ場が併設されていてキャンピングカーは、令和6年能登半島地震の被災地で活躍し注目を浴びる。
JR久宝寺駅前を8:00に出発した大型観光バスは、長原ICで近畿自動車道に乗り松原JCTで西名阪自動車道と接続して天理ICでトイレ休憩の後、名阪国道R25を走り、高峰SA・針ICを通過し五月橋ICで名阪国道を下りる。バスは五月川左岸に沿った県道笠置山添線を走り、月ヶ瀬湖に架かる真っ赤なアーチ型の月ヶ瀬橋を渡ると、右手に月ヶ瀬梅の資料館左手に大きな駐車場が見えバスを降りる。道なりに進み代官坂の標識で左手の「春告げの小径」を早春の息吹きを感じながら、関西屈指の梅の名所月ヶ瀬の春まだ遠い散策路をジグザグに梅林を巡る観梅ウォークを楽しむ。頭上には、早咲きの紅い梅の花が、ちらほら咲き可愛らしい花と甘く爽やかな香りを漂わせている。南斜面に作られた春告げの小径は、陽光を受け心が暖まる。体が少し暖まるころ少し下に東屋が見え、その下には月ヶ瀬湖が広がる。眼下にさざ波が光る湖面を見ながら休憩し、冬枯れの天下の名勝月ヶ瀬梅渓全体を眺望する。舗装道路に出ると左手には、大和茶の茶畑が広がり、美しく剪定された茶畑の景観を眺めながら散策し茶畑に沿って左折する。昼夜の寒暖差が大きく霧が発生し易く、日当たり水捌けが良い月ヶ瀬の地形が茶の栽培に適していて大和茶と呼ばれる上質な茶葉は、梅と並びこの地の特産品になっている。舗装道路を少し下って行くと左手前方にロマントピア月ヶ瀬の建物が見えてくる。
到着後、朝礼をし餅つき大会のミッションを説明して、身支度を整え餅つきの用意を初める。ホールの入口に餅つきの臼が据えられ、蒸しあがった餅米が運ばれ餅つきが始まる。最初は、千年つきの杵で5人がかりでつきあげ最後に普通の杵で仕上げていく。餅がつきあがると左手奥の和室で、18名程の二列に対面で並んだ女性達により餅が丸められていく。柔らかい、つきたての餅に大根おろしや、きな粉をつけた餅が振る舞われる。午前中に9臼つき、昼食休憩をして、おでんと炊き込みご飯を食べる。午後より2臼つき残り3臼は機械でついてもらう。餅米50kg 14臼(内3臼は機械)をつき1人29個の福餅(丸餅・餡餅・ヨモギ餅・エビ餅)の各餅がお土産として全員に配られる。今回は、つき方・丸め方・諸事のスタッフの連携がスムーズに進行して予定より早く終えることが出来ました。茶畑と梅の木に囲まれたロマントピア月ヶ瀬で、非日常を満喫し梅蕾の堅い小枝を土産に、バスで5分程の美人の湯として知られる梅の郷月ヶ瀬温泉の伊賀盆地が一望できる展望露天風呂で汗を流し疲れを癒す。隣接する、ふれあい市場では、特産品の梅干やほうじ茶・原木椎茸の佃煮等を買い求めた後、梅の郷月ヶ瀬温泉に別れを告げ、バスは往路を走り、香芝SAで休憩しJR久宝寺駅前に到着する。                                永野 記

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