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例会報告

2024.03.10

例会報告

うさぎ山

開催回

第2045回

日程

令和6年3月3日(日)  晴れ

参加者

参加者 CL 永野 (22名)

活動内容

コースタイム
宝塚南口駅9:05~清荒神参道出合9:32~うさぎ山10:00~大林寺10:34~やすらぎ広場11:35~中山寺奥之院昼食(11:52~12:37)~夫婦岩展望所(13:06~13:20)~中山梅林13:50~中山寺解散14:20

うさぎ山は2023年版昭文社山と高原地図「北摂 京都西山」に、うさぎ山三角点ありと記載されている山で山名の由来は、東側から見る山容がウサギに似ていることから名付けられたと伝わる。現在は、麓より山頂に向かい住宅が駆け上がり、ウサギの山容は見る影もない。中国自動車道の宝塚東トンネルが山腹を貫いていて、真上の山頂から見るトンネル東口側の先には、大阪市街地を一望することができ、トンネル西口側は、眼下に清荒神の駐車場が見渡せる。阪急今津線宝塚東口駅前の阪急オアシス前より歌劇通を歩き、うさぎ山を正面に望む宝塚大橋南詰で朝礼。武庫川に架かる宝塚大橋を渡ると、左側に宝塚大劇場のオレンジ色の屋根と白い壁の大きな建物が、その前には同色のタカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校の建物が並ぶ。少し進むと宝塚で幼少期から20代前半まで青春時代を過ごし、鉄腕アトムやジャングル大帝・リボンの騎士など数々の名作を世に送り出し、マンガの神様と称された手塚治虫の偉業を伝える手塚治虫記念館があり、正面には宝塚市平和モニュメントの火の鳥が飾られている。
宝塚歌劇場前の交差点を渡って、JR 宝塚線の踏切、阪急宝塚線の高架をくぐり川面4の交差点を右折し有馬街道を東へ歩き、清荒神商店街(標高58m)の参道に出合い休憩。参道を清荒神に向かい中山寺への標識で右折し巡礼街道(中山寺は24番札所で23番の勝尾寺や25番の播州清水寺に至るまでの道筋)を少し歩き、左手のコンクリートの階段を登る。閑静な住宅街の中を山頂の赤と白の鉄塔を目指し登って行く。
登り詰め清荒神5丁目第2公園の左側より少し階段を下ると、うさぎ山122m4等三角点点名荒神に着く。山名板や可愛いいウサギの置物が並べられている。往路を下り、清荒神商店街に戻り両側に食堂・占い・土産物等の店舗が並び門前町の風情が漂う参道を歩き、多くの参詣者で賑わう清荒神を右に分け、大きな駐車場より大林寺への舗装路を登って行く。途中右手の登山口の標識でコンクリートの階段を登り大林寺の境内で休憩。南側の眺望が素晴らしく武庫平野が眼下に広がる。
大林寺の休憩室の右端よりコンクリートの階段を登り、清荒神コースの登山口より、やすらぎ広場・中山奥之院に向け山道を登って行く。細い山道が続くが各所に道標があり迷うことはない。コース唯一の池の先の展望地では、正面に中山最高峰が見え、振り返ると阪神間の市街地や大阪湾を遠望することが出来た。宝塚休養林の中に整備されたハイキングコースの山道を登り詰め、標識により砂利の敷かれた幅の広い道路に出合い北へ登って行き米谷高原の、やすらぎ広場(広々としたグランド)を右に分け、次の分岐を右折し幅の広い舗装道路を登り詰め中山寺開祖の地と伝わり、近年建替えられた中山寺奥之院に着き昼食休憩。
拝殿左側の大きな岩陰より大悲水と呼ばれる清水が湧き出していて手を清める。奥之院では、登拝回数表を作っていて、参加回数に応じて中山寺より表彰と記念品の授与が行われることから、毎日登山をしている登山者が多い。拝殿正面の崖には、全国に20本程しか確認されていない大変珍しいハナイカダのように、葉に銀杏の実を付ける、お葉付イチヨウの巨木があり、8月ごろ実を付ける。食後、奥之院から中山寺境内まで十八丁(約2Km)を十八丁石より丁石を目安に石段や山道を下って行く。参道には、丁石や石仏が次々と現れて目を楽しませてくれる。十丁石が立つ夫婦岩で奥之院参道と別れ、足洗川が深い渓谷を作っている谷に向かい、宝塚100選に選ばれている東屋のある夫婦岩展望所で休憩し、阪神間の市街地と正面には、二上山・葛城山・金剛山が連なる絶景を堪能する。ぐるっと中山連山を見渡すことが出来る、足洗川右岸の西尾根に付けられた自然休養林道を下って行き、シンボル広場に着き参道と合流し、壹丁石より中山梅林に入園する。満開の中山梅林では、梅まつりが開催されていて観梅客で賑わう。梅の甘い香りに早春を感じながら、朱い欄干が架けられた散策路を巡り、山上駐車場に登り着く。境内全体を見渡し、聖徳太子創建の古刹中山寺の堂塔伽藍・五重塔(青龍塔)等1300年の時空を越えた美の空間を見て周り、中山寺境内で解散。  永野 記

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