例会報告
2025.11.16
千早古道とツルギキョウの花
開催回
第2115回(金剛山第853回)日程
令和7年9月21日(日) 晴れ
参加者
CL 永野 (18名)
活動内容
コースタイム
鳩の原バス停8:30~西恩寺8:53~中津原交差点9:11~中津原分岐10:07~小深分岐10:40~14番送電線鉄塔昼食(10:55~11:40)~肩衝山分岐11:50~千早大橋バス停12:13
千早古道は、大阪府南河内郡千早赤阪村から、奈良県五條市へと繋がる古道で、古くから村人・商人による物流、旅人等の往来が盛んに行なわれた。幕末の動乱期には、天誅組が千早峠を越え、五條代官所に攻め込む時に通った古道としても知られる。千早古道と言えば一般的には、五条林道から千早峠を越えるコースがよく歩かれています。今回の千早古道のコースは、残念ながら2025年版昭文社の山と高原地図の「金剛・葛城 生駒山・紀泉高原」には、記載されていません。千早赤阪村と河内長野市の村界に沿った、中津原分岐から肩衝山585mの南面を巻き新千早トンネルの上を通るコースを、千早古道として記載している根来名誉会長が調査執筆した、1992年版昭文社の山と高原地図「金剛山・岩湧山」を参考に例会を行う。コース上には、環境省のレッドデータブックに絶滅危惧種Ⅱ類に指定されたツルギキョウや、一部の都道府県で絶滅危惧種または準絶滅危惧種(京都府)に選定されているアケボノシュスランが自生しており、これらの花を観賞しながら千早古道を巡る。
鳩の原バス停で下車し、府道211号中津原寺元線(南河内グリーンロード)を、中津原方面に進む。グリーンロードより、モミジのトンネルを抜け、西恩寺山門をくぐる。境内右手には、大きく天に向かって枝を広げた桜の古木が、下にはシャクナゲが植えられている。本堂右手にある、お手洗いをお借りして、西恩寺を後に心地よい涼風が頬を撫でる気温21度のグリーンロードを中津原に向かって快適に進む。左側の電柱に「中津原」の標識を見て、少し手前の茶屋山ぶきの里の看板がある分岐を右折し、突き当たりを右折し急坂の道路を登って行く。コンクリートの道より地道になり、すぐの分岐は左側にある千早古道の標識を見て左を取り山道を進む。測量用の赤白のポールが立つ分岐は右を取る。分岐の各所には、千早小学校の生徒さんが作った道標が置かれていて、コース確認の参考にする。南海高野線千早口駅から、林道才ノ神線で塞ノ神・クヌギ峠を経て太井(おおい)バス停より北上してきた山道と、中津原から南下して来た山道が出合う中津原分岐には、関電の火の用心No.2の上に火の用心No.3、その上に太井・千早口駅 金剛山書かれた板が乗っている。少し進むと送電線の下を通る。板に書かれた、どちらでも行けるは、左を取り進んで行く。以前千早古道の整備をされている、シルバーボーイさんの友達の人に教えてもらったツルギキョウのポイントには、ヤマイモのようなツルと葉は残っていたが、花は見当たらなかった。古道を少し進むと、すれ違いに出会ったヤマレコの人が、親切に自生地まで案内してくれ、ツルギキョウの花の説明もしていただきました。咲いている花は3輪確認し、蕾は数個ついていました。ツルギキョウは、すごく小さな花で、可憐で綺麗な花です。絶滅危惧種Ⅱ類に指定された、希少な個体であり、これからも絶やすことなく、大事に見守っていきたいと思う。
小深バス停の横に建っ古民家カフェの、うどんの幟が出ている道路より、北上してきた山道と出合う小深分岐には、関電の火の用心No.14.No.13.No.3の標識が立つ。少し先の送電線が架かる14番鉄塔下の草地で昼食休憩。食後、肩衝山分岐では右を取り千早大橋を目指す。左を取れば、狭い山頂の肩衝山に登頂することが出来る。次の分岐は、左を取ると千早古道沿いの湿り気のある斜面を下に向かって、アケボノシュスランが群生を作っている。濃い緑の葉で草丈は、3cm 位で適期が過ぎているのか、白い花が3輪程しか咲いていない。右側が切れ落ち深い谷になっていて、滑りやすい狭い山道が谷の縁に沿って続くので、注意をしながら進んで行く。河内長野市と千早赤阪村を結ぶ新千早トンネルの上を進むと、眼下に千早大橋が見えてきて、道なりに下って行き南海バス千早大橋バス停に降り解散。 永野
