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例会報告

2025.08.18

例会報告

水ヶ阪尾根~細尾谷右俣

開催回

第2109回(金剛山第851回)

日程

令和7年7月20日(日)   晴れ

 

参加者

CL永野  (13名)

 

活動内容

コースタイム

山の豆腐前の休憩所9:08~黒栂谷出合9:18~五合目のろし台跡10:18~7.5合目10:56~山頂井戸の広場昼食(11:32~12:30)~展望所13:08~細尾谷合流点13:47~念仏坂14:05

 

金剛山登山口バス停のある大阪府側から登る、数ある登山コースの中で、意外にも水ヶ坂尾根道は、登山者が少ない。水ヶ坂尾根の取り付きのツツジオ谷から登るルートの、松の木尾根・タカハタ谷・ツツジオ谷と比べると、一番登り易いルートで五合目の、のろし台跡へは、千早本道登山口より少し時間はかかるが、階段の無い自然な登山道は明瞭で歩き易い。今回の山行で使用している地図は、調査執筆者の根来名誉会長より、いただいた物で、昭文社の山と高原地図1992年発行の金剛山・岩湧山には、水ヶ坂尾根は、黒の破線で記載されている為コース名は、載っていないが、当時地図を見た多くの登山者が利用していた。その後昭文社の地図から、黒の破線が抹消されてからは、登山者が著しく少なくなった。現在は、山と渓谷社の関西周辺の山ベスト100の金剛山に破線で示された水ヶ坂尾根コースが載っているが、一般の登山者には解りにくい。

山の豆腐の出来立ての豆腐の良い匂いが漂う、黒栂谷林道を進むと、黒栂谷の砂防ダム内の土砂が、ダムの上部まで堆積して、ダムの内側に決壊を防ぐ補強工事が行われ、鋼鉄製のパイプでヤグラが組まれていた。

林道の車止めの手前で右折し、千早浄水場の建物の前より、黒栂谷とツツジオ谷が合流する、ツツジオ谷入口のB-1ポイントで休憩。岩壁に沿ってヘツリをして、水道用のパイプに沿って進み、取水口手前の登路を二条の小滝を眼下に、フィックスロープに助けられ急登する。水ヶ坂尾根に登り着くと、左側は、ツツジオ谷右側には、黒栂谷の水音が訊こえ谷間を渡って吹く風は、冷たく心地良い。杉桧の植林と自然林が混交する中を、稜線に沿って続く登山道は、静かな山行が味わえ、階段が一切無い自然道は歩き易い。緩やかな登りとフラットに近い登りを繰り返し高度を上げて行く。左側清井山上空の真っ青な空と、湧き上がる白い夏曇が眩しい。

馬の背を過ぎると、賑やかな登山者の声が訊こえてきて、僅かな時間で千早本道に出合う。

山頂へ1400m の五合目のろし台跡には、東屋・ベンチ・トイレがあり、登山者の憩いの場となっている。多くの登山者が寛ぐ広場で休憩。6合目の踊り場のような所で休憩後6合目~6.5合目の左右二ヶ所の急階段は、左を取り通過し、7.5合目の材木置場がある広場で休憩。杉の大木が、尾根の彼方からギラギラ照りつける陽光の日陰を作り、谷を超えて吹く涼風が英気を甦らせてくれる。

河内八勝第五蹟の標石が建ち、平坦になった猿背のNTT カツラギ73電柱の少し先で、大阪府と奈良県の府県境になる。ブナの大木が現れ、少し先で新道と旧道に分岐する8合目に着く。ブナ林が美しい右側の新道を選び、新道と旧道が再び出合う9合目より、ツツジオ谷源流に沿って進むと、カナカナカナと高音で鳴くヒグラシの鳴き声に心が癒される。井戸のある広場に登り着き、屋根のあるテーブル席で昼食休憩。食後山頂売店で、12mm 長さ40m のザイルを切る為ライターを購入し出発。転法輪寺より葛木神社への手前で南下し、金剛山遊歩道に出合う。遊歩道を進むと、金剛山に生息している北方系のエゾゼミのギ~~~と鳴く鳴き声が谷間に響き渡る。馬の背分岐より、ササヤブの狭い山道を下って行き、解体工事が進むロープウェイの金剛山駅東側の展望所で休憩。斜面に咲くユリに似た、ニッコウキスゲと同じ一日花の多年草、ヘメロカリスのオレンジ色の花が夏空に似合う。

木製デッキの前には、トチノキにピンポン玉くらいの茶色の実が鈴なりに付いている。カタクリ尾根へのコウナン49電柱の下には、ブルーの色が鮮やかなガクアジサイの花が咲き、その先の登山道は、夏草に覆われ狭くなって歩きにくい。桧の植林に入ると、すぐT 字になった分岐が現れる。左側を取り急坂を下り、細尾谷右俣に下りる。上部には、2022年廃止になったロープウェイの金剛山駅がある谷で、水量は少ない。左俣と出合い渓谷を流れる水音に涼を感じながら下って行き、細尾谷の水場で休憩。丸太橋を渡り、右手に馬の背道を分け下って行き、斜瀑横の濡れて滑り易い岩場を下って念仏坂に降り解散。

永野 記

 

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