例会報告
2025.09.12
寺谷~馬の背
開催回
第2112回 (金剛山第852回)日程
令和7年8月17日(日) 晴れ
参加者
CL永野 (17名)
活動内容
コースタイム
百ヶ辻9:10~文珠東尾根登山口9:28~3合目ベンチ9:48~5合目ベンチ10:15~最後の水場10:30~山頂売店前昼食(11:03~12:03)~馬の背降下点12:23~細尾谷水場13:08~念仏坂13:23
寺谷は、文珠尾根と馬の背尾根に挟まれた谷で、夏場は清涼感溢れる谷歩きを楽しむことが出来る。分岐がなく道迷いの心配の無いコースは、明瞭で危険な箇所も少なく、山頂に短時間で登れることから、イワタバコの花を目当てに、涼を求めて沢山の登山者が利用する人気のコースになっている。金剛山遊歩道より馬の背への降下点には、コンクリートの土管が2本横倒しになっていて、史跡金剛山の石標が建つ。下って行くと右側の寺谷と左側の細尾谷を分けている、幅の狭い尾根の両側は、切り立った斜面になっているが、登山道は明瞭で歩き易い。下って行くと最後に細尾谷に出合うことから、尾根歩きと沢歩きの両方が楽しめる変化に富んだコースになっている。登路の寺谷、下山路の馬の背とも、昭文社の直近2025年版山と高原地図には、赤の実線で記載されたコースで歩き易いが、標識が整備されていないので、事前のチェックが必要になる。8月5日(火)PM 5:00過ぎ、毎日放送の、よんちゃんTV で、中野広大アナを中心に、よんちゃん登山部のメンバー5人が、寺谷を登り山頂で幻想的絶景を観る番組が、放送されました。(ロケは、7月中旬行われる)今回のTV の映像を通して、寺谷の魅力が、すこしでも多くの人に認められ、登山者数の増加に、つながることを願いたい。
百ヶ辻より、冷気漂う渓谷沿いの伏見林道(念仏坂)を、清流の音を訊きながら、樹齢約300年の大阪府指定天然記念物千早のトチノキの前を通り登って行く。地図に水の印がある大きな岩が、鉄分で赤く染まった水場には、岩の隙間に差し込んだ笹の葉から水が雫となって滴り落ち、涼感溢れる。寺谷は、谷の入り口が狭く高低差の大きな地形になっていて、幾つもの滝が連続して架かり、妙見谷・ババ谷・細尾谷等と違いストレートに谷に入ることが出来ないので、滝の左側の文珠東尾根より遠巻きして登ることになる。水場の赤い岩の裏側が文珠東尾根ルート(通称ハードコース)と寺谷ルートの取り付きになる。バックする方向で、8段の階段や段差のある階段、木の根の出た山道を登り、最初の分岐を右折し寺谷に向かう。左側が崖、右側が深い谷になっていて、眼下に滝を見おろせる山腹に創られた崖道は、崖の上からの落石に注意をしながら通過し、滝の落口上部に出て右岸より谷に入る。小さな岩場を乗り越え、上部より水が岩壁に沿って流れ落ちる水場を見て進む。コースに入り最初の2~3m 位の滑滝は、水しぶきと爽やかな谷風を感じながら右側を巻いて登る。大きな切り株の椅子がある3合目で休憩。少し進むと深い緑に覆われた渓谷美が、木漏れ日に浮かび上がる右側の水辺には、岩の裏側の壁に自生するイワタバコの紅紫色をした星形が、可憐な姿を見せてくれる。
レインボーブリッジと呼ばれていた所では、朽ちた木製階段の左側を進み、ベンチがある5合目で休憩。金剛山遊歩道直下谷詰めの、椅子とテーブルが置かれた地図に水が記載された最後の水場で休憩。水分補給をして谷を離れ樹林帯の急斜面に取り付く。急斜面を登り切り、修験道の開祖役行者が修行したと言い伝えられる岩屋文殊(文殊岩)のある遊歩道より、山頂売店前に登り着く。井戸のある広場の屋根付きの休憩所で、22℃の涼に包まれ昼食休憩。食後、大山蓮華が大きく枝を広げる転法輪寺境内より、参道尾根を南側へ跨ぎ藪道を下り遊歩道へ。ロープウェイの廃止以来歩く人が著しく減少した金剛山遊歩道は、山道が荒れ夏草が茂りササヤブになっている。馬の背の降下点より、雨雲が近付き薄暗くなった稜線に沿って付けられた山道を下って行く。分岐は、右側を取り慎重に高度を下げて行く。朽ちたベンチより、左折し南斜面の急坂を下り、細尾谷に出会い丸太橋を渡った左側の水場で休憩。涌き水でクールダウンして、細尾谷の流れに沿って下って行き、斜瀑横の濡れて滑り易い岩場を、先月の水ヶ坂尾根~細尾谷右俣例会で、新しく張られた12mm のオレンジ色のザイルを補助とし、慎重に下り念仏坂に降り解散。 永野 記
