PAGE TOP

例会報告

2025.05.06

例会報告

わさび谷~カタクリ尾根

開催回

第2094回(金剛山第845回)

日程

 令和7年3月23日(日)  晴れ

 

参加者

 CL 永野猛士  (15名)

活動内容

     

コースタイム
山の豆腐の前休憩所9:08~うさぎ谷9:28~わさび谷取り付き9:53~わさび谷降下点10:20~青崩道11:18~山頂売店前昼食(11:40~12:15)~ちはや園地12:51~細尾谷右俣降下点13:30~念仏坂14:13

ちはや園地では、香楠荘の撤去工事(2024年8月~2026年度)が行われていて、昨年香楠荘にあった携帯電話の基地局も撤去された。工事期間中は、葛木神社よりちはや園地一帯は、各社の携帯電話の全てが繋がらない。
1月に行なわれた大阪府山岳連盟の代表者会議に参加した折りにも、近畿で最も親しまれている山の金剛山で、安全安心な登山が楽しめるよう、早期に携帯電話の基地局を建設して頂けるように、大阪府山岳連盟より関係各所に働きかけて欲しいと伝えて来ました。美しい自然が広がるちはや園地の花壇では、踏み荒しによる植生破壊を招くことなく、3月になるとスプリング・エフェメラル(春のはかない命)の花として、春早く花を咲かせ、夏を待たずに地上から姿を消してしまう多年草で、雪の中から春を告げる花として、報春花の別名を持つ、フクジュソウの鮮やかな黄色い花や、レアなセツブンソウ、金剛山で雪割草と呼ばれるオオミスミソウの濃いピンクの花を見ることが出来る。4月になり陽光輝き木漏れ陽揺れる、わさび谷源流からカトラ谷源流にかけての広葉樹林の林床には、紅紫色の反り返った形が春の妖精と呼ばれるカタクリが咲き、遅れてブナの芽吹いた林床に、ヤマシャクヤクやニリンソウが咲く光景は、金剛山の春の訪れを告げる風物詩になっている。
山の豆腐前の休憩所で朝礼を行い、行動食にブラックサンダーを配り出発。黒栂谷に沿った林道を進んで行く。植林伐採が終わり谷の入口が広くなった、うさぎ谷を見て緩やかな林道を登って行き、カトラ谷堰堤と黒栂谷堰堤を同時に見ることが出来る林道の広くなった所で休憩。次の分岐では、左側を取れば黒栂谷道と黒栂尾根道に向かう。黒栂谷道は、登り詰めると青崩道のセトに登り着き、黒栂尾根道は、登り詰めると青崩道のキン63電柱に出合う。直進しカトラ谷に沿って進んで行くと左側に、わさび谷の堰堤が現れる。少し先のD-1ポイントとカトラ谷堰堤の間の左斜面に取り付きがあり、やせ尾根の急坂を登って行く。いくつものフィックスロープに助けられ、わさび谷とカトラ谷に挟まれ左右が切れ落ちた急峻な斜面の尾根道を、よじ登って行き、左側にわさび谷への下降道が付けられている平らになっている所で休憩。少し進むと杉桧の植林帯を抜け、落葉樹の雑木林に変わり、熊笹の中に延びる道を進む。わさび谷源流部の左岸に沿った山道で高度を上げていき、振り返ると大阪の市街地が大きく広がる。広場になった所を右に向かい斜めになっている二又のブナの大木より、再度杉桧の植林帯を抜け、雑木林の斜面道を南へ進む。突き当たるとカトラ谷源流部の崩壊地になり、少し手前で左折する。春の訪れを告げる初鳴きウグイスのさえずりが、残雪のカトラ谷源流の谷間に響き渡る。急坂を登り詰め青崩道のキン72電柱に登り着く。国見城跡直下を回り込み、大日岳から南へ延びる山道との十字路を右折して、山頂売店前に着き昼食休憩。
食後転法輪寺より、葛木神社の参道を進む。参道の両側には、杉の巨木が林立する。杉は、標高1000m を越えた所では、ほとんど生育しないので、高度の限界で林立している杉を見ながら登って行く。一の鳥居をくぐりダイトレを歩き、ちはや園地のピクニック広場に向かう。大阪府最高所の標高1000m に建ち、天体観測が出来る、ちはや星と自然のミュージアムのカウンターで、自転する太陽の黒点をモニターにより、リアルタイムで見る。ちはや園地では、春の光に包まれて咲き誇る、オオミスミソウ・セツブンソウ・フクジュソウの花を適期で見て、金剛山ロープウェイ駅舎上部の展望所で休憩。金剛山遊歩道より、大阪府と奈良県の府県境稜線になっているカタクリ尾根を下って行く。雑木林の明るい尾根には、カタクリの葉が少し出ている。急坂でカタクリ尾根と香楠荘尾根に挟まれた細尾谷右股の谷に降りると、谷は明るく広い大きな谷で、振り返れば令和7年度に取り壊しが予定されている金剛山ロープウェイ駅舎が見える。歩き易い水のない谷を緩やかに下って行き、令和2年度に造られた堰堤で谷が変わった谷道を進み、念仏坂に降り解散。         永野 記

Print Friendly, PDF & Email