例会報告
2022.10.20
比叡山・延暦寺から東海自然歩道を大原の里へ
開催回
第1976回日程
令和4年10月2日(日) 秋晴れ
参加者
CL 土岐岡 22名
活動内容
出町柳駅=(叡山電車)=ハ瀬比叡山口=(ケーブル)=10:10比叡口―11:05釈迦堂―玉体杉(昼食12:05~12:30)―13:10横川―14:40仰木峠―15:35大原の里=(京都バス)=出町柳駅
「それだけで嬉しい今朝の青空」…今日は秋晴れの絶好のハイキング日和です。
猛暑が厳しかったこの夏も10月になってようやく秋らしい季節になり、食欲の秋、読書の秋、勉学の秋、スポーツの秋、山の秋?…そこでこれからの秋山歩き本番に備え、トレーニングを兼ねてレッツらゴー!
♪京都 大原 三千院 恋に疲れたおんながひとり…と五十数年前にデュークエイセスが歌い、大ヒットして大原の里は一躍有名になりました。今回、例会でこの京都大原へ比叡山から京都一周トレイル・東海自然歩道を歩いてきました。
比叡山へは滋賀県側からと京都府からのルートがある。今日は比叡山西の入り口・京都八瀬から叡山ケーブルを乗り継いで、比叡山山頂に向かうルートをとる。叡山ケーブルは秋の頃、紅葉したモミジの観光で賑わうが今は紅葉には少し早い。
私たちはケーブル終点駅の比叡口を降り、そこで朝礼、点呼と今日のコース説明をして出発。雑木が茂る穏やかな道を進むと人工スキー場跡のゲレンデに出る。。ここは京都一周トレイル北山東部コースで二ノ瀬へと続いている。アセビ、シイ、カシ、モミなどの木立ちの間を延暦寺に向かって歩き始めます。足元は苔が緑の絨毯のようで美しい。桜の黄赤色の落ち葉が色を添え、そしてヤマグリの実がいくつか落ちていて、秋の風景を感じさせてくれる。
やがて延暦寺境内に着いた。比叡山・延暦寺と言えば、戦国時代織田信長の焼き討ちの歴史があまりにも有名です。山頂の延暦寺は標高848mの比叡山全域を境内とする天台宗の総本山の寺院である。今日は延暦寺には参拝せず、山門手前を東海自然歩道に入る。東海自然歩道は東京都高尾の明治の森高尾国定公園から、大阪府箕面の明治の森箕面国定公園までの、11都府県にまたがる1,697 kmの長距離自然歩道であり、日本初の自然歩道です。今日の行程はそのごく一部のコースであるが、古都京都の風情が感じられる自然道である。
釈迦堂から奥比叡ドライブウエイに沿って行くと玉体杉に到着した。玉体杉で昼食を摂り、ヒノキの植林を行くと横川バス停の駐車場に着く。ここから暫く木の階段が続く。水害の後でかなり荒れている。慎重に降りた後は最後の急登があり、かなりしんどい。小刻みに休憩を取りながらやがて仰木峠に到着。マツカゼソウやガンクビソウが繁茂する渓流沿いを下ると大原の里・野村分かれの分岐に着いた。
大原は大原盆地にあって今は古刹の観光地になっているが、古来は木材や薪炭の里であり、新古今和歌集で「日かずふる雪げにまさる炭竈の煙もさびしおほはらの里」と、謳われている。ここで今日の山行の終礼をして解散。10分ほど歩いて大原バス停から京都バスで京阪出町柳駅へ。
お疲れ様でした。
コロナ禍もあり、あくせくした日常から解放され、神無月(10月の古名)の小さな秋の一日を、皆さん今日は楽しんでいただけたでしょうか。
♪これからは体力より大事なのは気力です
♪これからは元気が一番、現金二番です
Just do what you want to do.
神無月 木立をゆけば やまもみじ やさしさ包む 古都の木洩れ陽 (by山の子)
(記)土岐岡