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例会報告

2022.09.20

例会報告

弁天谷(ワラジ)

開催回

第1971回 B

日程

 令和4年8月28日(日)   曇り

参加者

CL中野  (10名)

活動内容

 橋本駅に着くと、今日は結構お客さんが多い。先の電車で来た人達と合流。
10分位して高野山への連絡電車が入ってきた。天空ではなく普通の南海電車が。今日は10人と多い例会になった。電車はキシミの音を立てながら、山裾に沿って高度を上げて行く。紀伊細川駅に着くと、向かいに特急高野号が止まっている。紀伊細川駅に特急が止まるのか、改札で駅員に聞くと、〝行き違い〟です、と。改札を出て準備とトイレを済ませていると、女性ハイカーが降りて来た。町石道ですかと尋ねると、いつもこのコースですと。
 ヘルメットを持った私たちに、どこに行くのと聞き、沢登りのことを少し話すと、興味ありそうに聞いていた。
駅から階段を下りて車道を左へ。帰りはこの階段を上るのが大変だ。
橋を渡り林道を上がって、林道の終点に着く。ここで沢装備を整えて、さて出発。誰かが上がってくる。沢屋かなと思ったら、駅で会ったハイカーで、興味があるのか、見に来たと。少し話をして、我々は谷に入る、谷に入った頃に少し雨が降ってきたが、すぐにやんでくれた。
谷に入って、少し行った所に取水口が有るので、水が濁らないように、少し上方に上がってから水に入る。小さな滝と細いゴルジュを超えて、次に2m程の滝。この滝の落ち口に倒木が横たわっていて、倒木を潜るのに苦労する。この滝を上がると、関電道が谷を横切っている。帰りは谷伝いに降りてきて、この関電道で元の林道終点に帰る。この関電道を見逃すと、谷伝いに下ることになる。
小さな滝と岩の谷を詰めると、小さな淵、正面に滝が流れている。この淵は相当深い、泳ぐしかないので、ここは左へ巻いて上がる。上がった所が5m位の滝壺、その上が15m位の滝。この滝はホールドも豊かで楽しく滝登りができ。ただ上に上がるに連れて滝は立ってくるが、ホールドが有るので登れる。今日は念のためザイルを張って登ってもらう。
次に出てくる滝は弁天谷最大の滝。この滝も難しい滝ではないが、いったん登ると下降できない。ザイル下降の始点をとる所が無い。昔は好い場所に立ち木が有ったが、それが無くなっている。 そのため今日はこの滝の前で終わり。
ここで昼食をして、時間まで滝の一段目を、シャワークライミグよろしく、登ってザイル懸垂で降りてもらう。 (ザイル懸垂は場所を選ばずどんな所でも降りられるように、心がけること。)
 時間がきたので、帰りは今日登って来た谷を降りていく。小さな滝を幾つか下りていくと、快適に登って来た大きな滝に。これは左岸のガレ場を下って、最後にザイルで滝壺の縁に降りて、巻き道を拾い、谷に下りる。右岸の山肌に関電道を見つけ、それを辿って谷を横切る。道は細いが踏み跡らしきものが続いている。朝、登って来た谷を上から眺めながら、間もなく林道終点におりる。
 今日の弁天谷ワラジ遡行は、無事終わる事ができました。有難うございました。
ここで着替えて帰ります。最に紀伊細川駅への階段を登る。今日の谷よりきつい。
                記 中野

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