例会報告
2022.07.16
大仏鉄道遺構巡りウォーク
開催回
第1961回日程
令和4年6月12日 晴れ
参加者
CL寺西 (21名)
活動内容
コースタイム
加茂駅出発10:20~ランプ小屋10:23~C57SL展示場 観音寺橋台11:08~鹿背山橋台11:24~梶ヶ谷隧道11:40~赤橋11:45~城山台公園11:50昼食12:30~井関川橋梁跡12:50~松谷川隧道13:10~鹿川隧道13:31~黒髪山トンネル跡14:23~大仏鉄道記念公園 佐保川橋脚跡15:01~西方寺前解散15:10
大仏鉄道とは、当時の鉄道会社(関西鉄道)の加茂と奈良を結ぶ、わずか9.9kmの路線です。
明治31年(1898年4月)の開業後、終着駅の大仏駅は東大寺大仏殿の最寄り駅として大いに賑わいました。
翌年5月、同社は、大仏駅から奈良駅へ路線を延長。奈良駅へ乗り入れを果たすと、観光の拠点は、大仏駅から奈良駅へと次第に移っていきました。
そして明治40年(1907年)8月、加茂駅から木津駅を経て奈良駅へと至る平坦なルートが開通すると、急坂の難所を抱かえる大仏鉄道は休止となり、同年11月に廃線、わずか9年の歴史に幕を下ろしました。
大仏鉄道は、営業期間が短く当時の資料も乏しいことから(幻の大仏鉄道)と呼ばれ、その実態には諸説あります。しかし、路線の跡には隧道や橋台などの遺構が所々に残され、1世紀前の姿を今に伝えています。
色鮮やかな深紅の蒸気機関車(いなずま号)などが駆け抜けたという幻の鉄道。当時を思い描きながら廃線跡をたどれば、周囲の景色も一層美しく見えるかもしれません。
梅雨入り前のすこし暑い日、加茂駅西口をでてランプ小屋からSL展示場を
過ぎ関西本線を渡り、中学校の所から、田植えが終わった田園風景を眺めながら、橋台跡 橋脚跡 隧道巡り。全行程13km、4時間。 皆さん楽しみながらのウォークでした。
参照資料 大仏鉄道遺構巡りマップ 記 寺西