例会報告
2024.09.05
花畑を楽しんだ白山(個人山行)
日程
令和6年7月22日~25日
活動内容
私は以前からツアーで旅行に行くことが多く、春に届いたツアー会社からの案内パンフレットを見て『高山植物咲き誇る白山』のキャッチコピーにつられて久しぶりにツアーに参加しました。7月22日出発、三泊四日で白山温泉永井旅館にて前泊し、翌朝 南竜ヶ馬場を目指して砂防新道からのゆったり登山となりました。スタッフ4名、参加者8名の計12名のパーティです。快晴のもと、最初に上りがきつめでしたが花畑、眺望、山頂、お池めぐりを楽しみに登山口、中飯場、甚之助小屋と歩く。甚之助小屋からは少しガスがかかってきて・・・。休憩したいなあと思う頃においしい水が飲めてきれいなトイレがあり、とても助かりました。絶景で空気も水にも恵まれた素敵なところです。爽やかに涼しくてキヌガサソウ、ゴゼンタチバナ、シモツケソウ、かわいいお花たちが出迎えてくれます。いつの間にかガスもなくなり青い空、その先には別山が見えました。ここからは南竜山荘まで水平道。ハクサンフウロ、エゾシオガマ、ミヤマキンポウゲ、ニッコウキスゲ、イワイチョウ、そしてクロユリ等々たくさんの花の中を通り、ケビンが見えてきたので、あと少し。ケビンに着いて休憩と明日の準備をしてからスタッフ手作りの夕食にはデザートまであって満たされました。
夕方からガスになりましたが夜八時過ぎの星空観賞には晴れていて、満天の星がとてもきれいでした。翌日の御前峰、お池めぐり、室堂散策して白山を満喫するという二日目を楽しみにケビン一泊目を就寝することとなりました。ところが翌朝は雷、大雨、風で待機することになりました。小雨になった時に南竜山荘で自然観察員の方にスライドショーなどをしていただいて時間を過ごしました。四日目最終日は時々小雨もありましたがしだいに陽も出てきて夕焼けがきれいでした。残念ながら御前峰山頂へは次回のお楽しみとなりました。
ところで二日目(ケビンでの初日)の夜中にトイレに行きたくなり仕方なく、雷が少しおさまった頃にケビンから出たのですが、ガスがかかっていてヘッドランプしていても前がほとんど見えません。寒いのでフリースの上に合羽を着てトイレに向かうのですが、分かりやすいようにトラロープが張られているのに、気づくとテント泊スペースのほうまで歩いてきていました。これはおかしいと、ようく目を凝らして(怖かったのですが)、これは行き過ぎているなとわかり、無事に用を済ませてケビンまで戻ることができました。通常ならトイレまで1分~2分で歩けるはずなのに夜であること、雷とガスの中であることで気持ちが動転していました。寒かったしあのまま道を間違え先まで歩いていたら、またそばにある小川にはまってしまっていたらと思うとぞっとします。 たかがトイレされどトイレ、山では特に平常心がとても大事だと思い知らされました。
剛友会には令和3年10月の中山連山~JR廃線敷跡の例会からの初参加です。金剛山はもとより、剛友会で連れて行ってもらうハイキングも含めて、近くにも素敵な山々があることを教えてもらっています。これからも楽しく、しかし気を抜かず歩いていきたいと思っています。 記 久宿