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例会報告

2026.05.08

例会報告

初山行 馬の背~ババ谷

開催回

第2128回(金剛山第858回) 

日程

令和8年1月11日(日)  雪

参加者

CL 永野 (14名)

活動内容

コースタイム

金剛山(伏見峠口)バス停9:05~細尾谷取り付き9:28~馬の背分岐9:38~馬の背尾根10:05~金剛山遊歩道10:37~山頂売店前10:50~葛木神社11:54~文珠尾下降点12:28~ババ谷分岐13:02~伏見林道出合13:30

 

2026年(令和8年)は、干支の午年にあたり十二支の七番目で動物は馬が充てられている。馬に関連のある名称の馬の背と言えば、双耳峰二上山の雄岳と雌岳を結ぶ痩せ尾根の代表的な呼称の馬の背や双耳峰信貴山の中腹に建っ朝護孫子寺がある南峰と信貴山城があった最高峰の北峰を結ぶ馬の背が有名ですが、金剛山の数ある登山道の中にも馬の背があります。直近の昭文社・山と高原地図「金剛・葛城・生駒山・紀泉高原」に記載された細尾谷と寺谷に挟まれた尾根で、金剛山の馬の背は、上記の馬の背と比べ違和感がありますが、幅の狭い尾根を意味する馬の背の形状や雰囲気を持っているという地形の特徴から呼ばれてきたと考えられます。ババ谷の由来は、谷の取り付き左側の広場に、馬場谷の延命水(直近の山と高原地図に記載)と呼ばれる名水が湧いていたので、ババ谷と名付けられたと考えられます。金剛湧水と書かれた案内板が立ち水汲み場が造られていたが、関空が甚大な被害を受けた2018年の台風による大雨で上流での崩落により水脈が変わり、延命長寿の水が出なくなったので、水汲み場は撤去された。冬山登山客で満員になった南海バスは、終点の金剛山(伏見峠口)バス停に着く。バス停名については、ロープウェイが運行休止になった2019年3月以降も、金剛山ロープウェイ前とバス停の名称を変更せずに使い続けてきたが、昨年10月金剛山(伏見峠口)に変更になり、金剛登山口のバス停は、金剛登山口(千早本道口)バス停になる。冬型の気圧配置が強まり、今期最強の寒波が襲来した金剛山では、強風が吹き荒れ雪が吹雪く。横殴りの降雪と台風並みの突風の中で朝礼をして、新年の挨拶を交わし午年の年賀として、馬のパッケージのキットカットを全員にお渡しして出発。

 

伏見林道の凍結し、アイスバーンになった路面に注意をしながら登って行く。細尾谷取り付きに架かる斜瀑に沿った凍結し滑りやすくなった一枚岩の岩場を、昨年張られた12mm のザイルを補助とし慎重に登る。少し進むと右側の尾根に付けられた香楠荘尾根と出合う。馬の背と香楠荘尾根に挟まれた細尾谷を流れる凍てつく渓流に沿って遡って行く。細尾谷水場手前の馬の背尾根への取り付きより南斜面の急峻な山道を登って行く。登り詰め馬の背尾根末端の朽ちたベンチのある狭い踊場で休憩。右へ90度方向転換し、金剛山頂に向かい急激に突き上げている痩せ尾根の稜線に付けられた山道を、吹雪の寒さに耐えながら一歩一歩前進する。登るにつれ馬の背の稜線は、南北に切れ落ち、金剛山遊歩道に向かって延びている。登り詰め2本のコンクリートの土管が置かれた金剛山遊歩道に出合う。遊歩道よりアイスバーンになった転法輪寺前庭に下りるコンクリートの急坂を避け、歴代の葛城家のお墓が並ぶ墓所裏の坂道を下り、金剛山練成会200回以上登拝者名の名札が掛かる右側より山頂売店前に着く。昼食は売店前のベンチで摂る。突然空は真っ暗になり、-3℃の気温が5分も経たないうちに-5℃ になり、視界が無くなるホワイトアウトの状態で強烈な横殴りの吹雪が山頂一帯を襲う。夕方のような暗さの中で、売店前の「おでん」と書かれた真っ赤な提灯に灯がともり、登山者が吸い込まれていく。手袋をはめていても指先が痛いので、昼食は早々に切り上げ、アイゼンを装着し、表参道を登り葛木神社での初詣に向かう。雪で真っ白な参道の両側には、朱塗りの燈籠が立ち並び、雪をかむった杉の大木が幻想的な空間を演出する。葛木神社で、新年恒例の団体参拝を行い、お守り・絵馬・おみくじを授かり、下山道に向かう。ブナの原生林の先に続く文珠尾の幅の広い尾根を、アイゼンを付けた足元に注意を払いながら下って行く。ババ谷分岐まで下った所で、林立する杉の大木を揺らす尾根に吹く寒い北風の強風に耐えられず、風当たりの少ない南斜面の中尾(通称アナグマ)で下り、伏見林道に降り金剛山(伏見峠口)バス停へ。              永野 記

 

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